「また謝ってもうた…」って、家帰ってから自分を責めてへん?
なんか言われたら、とりあえず「すみません」言うてまう。
気まずなったら、とっさに「ごめんなさい」って謝ってまう。
ほんで、ひとりになってから「あれ、ほんまに自分のせいやったんかな…?」って。
”モヤモヤ”考えてまうこと、ようあるやんな。
そやけど、それはあんたが“優しい”からこそ出てしまうクセなんやと思うわ。
誰かを傷つけたくないし、迷惑かけたくない。
そんな優しさが、かえって自分を苦しめてしまうこともあるんやで。
この記事では、すぐ謝ってしまうクセを見直して、謝る前に「ちゃんと聞く」ことの大切さをオカンの教えとともに紹介していくで。
優しすぎるあんたが、自分を責めずにラクになれるヒントがここにあるから、ぜひ読んでみてな。
謝るって行為は、優しさにもなるけど、自己否定にもなる
とくに、よう分からんまま謝ってしもたら、それが“自分のせい”
「ごめんなさい」って言うてから、空気が変わった気ぃせえへん?
例えば仕事のミス。
原因がまだ分からんのに、「すみません、自分のせいかも」
それって、なんかちゃうよな。
確認もせんと、自分を下げて謝ってしまうと、”
“ごめんなさい”は魔法ちゃうで|オカンは“さきに聞かなあかん”って言うてくれた
中学生ん時やった。
ある日、家帰ったらリビングでオカンと兄貴が睨み合うてた。
床には壊れたCDラジカセが転がっとった。
兄貴が「誰や!これ壊したん!!」って怒鳴った瞬間、反射的に「ご、ごめん……」って言うてしもたんや。
オカンの言葉が胸の奥に刺さった瞬間
そしたらや、オカンがシーンとした部屋に響く声でこう言うた。
「なんで、あんたが謝んの?触ったかもしれんけど、なんで“自分が悪い”って決めつけんの」
ちゃぶ台越しやない、その日はリビングのど真ん中で、正面から、ズドンと来たんや。
オカンは続けた。
「なんでもかんでも“自分のせい”にしたら、あんた、心ボロボロなるで。ほんまは違うのに謝り続けたら、自分が分からんようになる。」
「人の怒りを“黙って受け止める”んが優しさちゃう。まずは“ほんまに何が起きたんか”聞かな」
その言葉に、なんか涙が出そうになったわ。
優しさの鎖に縛られてた自分
俺、昔から「空気読む子」やってん。
怒ってる人おったら、「自分が謝ったら」静かになる思て。
それが“正解”やと思い込んでた。
でも、そのときオカンが教えてくれた。
「人に優しくする前に、自分を守りぃ」ってことやった。
謝る前に聞く、それが本当の思いやりやと気づいた日
結局、ラジカセ壊したんは兄貴自身やってん。
CD取り出そうと無理やり開けたら、中のピンが折れてしもたらしい。
自分、ほんまは“全然関係なかった”。
あのときから、「ごめんなさい」の前に、「何があったん?」って聞けるようになった。
そして今、職場でもそうしてる。
部下がミスしたときも、まず「どうしたん?」って聞くようになった。
“謝らせる前に、話を聞く”それが、ほんまの思いやりちゃうかって、今なら分かる。
すぐ謝るクセをやめるって、冷たい人になるってことちゃうで
「すぐ謝るクセをやめる」って聞いたら、「なんや、冷たい人になるんかな?」って思う人もおるかもしれへん。
もな、そんなこと全然ちゃうねん。
これはな、人ともっとええ関係を築くための話や。
相手の気持ちをちゃんと理解して、心からのコミュニケーションをとるために、「聞く」ことを大事にしよ、っていうだけのことやねん。
何かあってすぐ「ごめんなさい」って言う前に、ちょっと一呼吸置いてみて。
「なにがあったん?」って、まずは相手の話を聞くんや。
「もしかして私のせいかもしれへんけど、どうなってたん?」って、素直に訊いてみる。
そうやって相手の話をちゃんと聞いてから、「ごめんね」でも「ありがとう」でも、自分の気持ちに合った言葉を選んだらええんやで。
謝るんも“心から”になるんや
そうすると、謝るんもただの”クセ”やなくて、本当に心からの言葉になる。
無意識に謝って、自分を責めて、モヤモヤする日々はもう終わりにしよな。
謝ること自体は悪いことちゃう。
でも、「思考停止で謝る」んは、自分にも相手にも失礼やと思う。
あんたは誰かを守ろうとしてるんや
あんたはほんまに優しい人やから、誰かを傷つけたくない、迷惑かけたくないって思う。
だからこそ、とっさに「ごめん」って言葉が出てしまうんや。
でもな、その優しさがあんたをしんどくさせてるんやったら、それはちゃうやろ?
オカンが教えてくれた大事なこと
オカンやったら、きっとこう言うわ。
「謝るんはええ。でもな、まずはちゃんと聞きぃ。相手の話も、自分の心の声もな」って。
自分の気持ちを無視して謝り続けるんは、自分を大事にしてへん証拠や。
すぐ謝るクセから、卒業してみぃへん?
「すみません」「ごめんね」がいつの間にか口グセになってへん?
なんでもかんでもすぐ謝ってしまうクセ、あんたも気づかんうちについてしまってるかもしれへんな。
でもな、そのクセから卒業してみぃへん?
謝る前に、ちょっと立ち止まって。
「今、何が起こったんやろ?」
「自分はどう思ってるんやろ?」って。
自分に聞くクセをつけるだけで、心がずいぶんラクになるんやで。
優しさって、“謝る”ことより“寄り添う”ことや
ほんまの優しさは、”ただ謝る”ことやない。
相手の気持ちに寄り添うこと、自分の気持ちも大事にすることや。
オカンの金言やけど、「謝る前に聞きなさい」って言葉が、あんたを守ってくれる魔法の言葉やと思うわ。
相手の話をちゃんと聞いて、自分の心にも耳を傾ける。
そうすることで、ほんまの意味での優しさが生まれるんや。
自分の気持ち、後回しにせんといてな
あんたはいつも頑張ってる。
だからこそ、自分の気持ちを後回しにせんといてほしい。
「私のせいです」って言わんでもええ日があっても、全然ええんやで。
それでも、ようやってる。
ほんまにそれだけで“えらい”んや。
人間関係に疲れたときに読んでほしい話はこちら
→【人間関係に疲れてるあんたへ|オカンは“食べもんと一緒、合う合わんあるで”って笑てた話】
すぐ謝るクセから卒業して、自分も相手も大切にしよな
すぐ謝るクセをやめるんは、冷たくなることちゃう。
むしろ、”自分も相手”も大切にするための大事な一歩や。
まずは「何があったんか」「自分はどう感じてるんか」を自分に聞くクセをつけてみてな。
そうすれば、心からの「ごめんね」や「ありがとう」が言えるようになる。
そしたら、もっともっとええ人間関係が築けるはずやで。
【免責事項】
※本記事は、個人の経験と考察に基づいたものであり、医療的・
コメント