「あの人だけは、絶対わかり合えへん。」そう思い込んだこと、誰にでもあるやろ?
何回もぶつかって、話しても通じへん気がして、心の中で線を引いてしまう。
でもな、ほんまの”ご縁”っちゅうのは、そう簡単に思い通りにはいかへんからこそ、人生はおもろいんや。
嫌いや思てた”先輩”と、偶然おでん屋で隣り合わせたあの日。
あの何気ない出会いが、オレの人生をちょっとずつ変えていったんや。
最初はただの偶然やと思とったけど。
あの時の会話が、これからの自分の支えになるとは、その時は思いもせんかった。
”苦手”やと思てた人が、ある日突然あんたの一番の味方になることもあるんや。
実体験をもとに、人間関係がええ方向に変わるきっかけや心の持ち方をわかりやすく伝えるで。
苦手やった人が、人生を押し上げる力になることもある
「この人とは無理や」って勝手に線引きしてた相手。
その相手、実は一番自分のことを信じて応援してくれる存在になることもある
――そんなこと、ほんまにあるんやで。
最初はどうしても苦手で、話すのも避けたくなる。
けど、時間が経つにつれて、その人の意外な一面や、真剣に自分のことを考えてくれてる姿が見えてくるんや。
そうやって少しずつ心の壁が崩れていくと、今まで気づかんかった支えや励ましに気づける。
それは、自分が”一人で頑張ってる”と思ってた世界。
実は誰かの手で支えられてたってことに気づく瞬間でもあるんや。
そんなんに気づけた時、自分の世界はぐっと広がる。
苦手やと思ってた人も、人生の大切な味方に変わるんやで。
“好き嫌い”で切り捨てたら、チャンスも人も逃す
オカンが、台所で味噌汁作りながらボソッと言うた。
「好き嫌いで人を切ったらな、本当はええ人やったかもしれんのに、もったいないわ。」
ほんまそれやった。
あのとき、先輩とたまたま話せたから、オレはしんどい部署でも、ギリギリ踏ん張れた。
嫌いや思てたフィルター外したら、見えてきたんや。
”相手の優しさも、強さも”
35歳、瀬戸際のプロジェクトで見つけた“本物の味方”――孤独な戦いを支えた先輩の言葉
異動して3ヶ月。
地獄みたいなプロジェクトにぶち込まれた。
納期ギリギリ、人手足らん。
上からのプレッシャーも半端ない。
心、折れかけとった。
そんときや。
あの”おでん屋”で、偶然ちょっとだけ話した先輩が、ぽつっと言うた。
「しんどなったら、ちょっとだけでも、手貸すわ。」
最初は社交辞令や思た。
けどな、本気やったんや。
徹夜続きの夜、黙ってコーヒー差し入れてくれたり、誰よりも早く来て、資料まとめるの手伝うてくれたり。
何回、泣きそうなったか。
「苦手や」思てた頃の俺に、教えてやりたかった。
「この人、ほんまは、めっちゃええ人やで。」
プロジェクト成功した打ち上げの帰り道、先輩にポツリとこぼした。
「最初、めっちゃ苦手やったんです。」
そしたら先輩、笑って言うた。
「俺もや。」
ふたりで、アホみたいに笑ろた。
人とのご縁、最初の印象だけで決めんとこ
今、もし「苦手な人」がおるなら、ちょっとだけ意識してみてほしいんや。
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第一印象は仮のラベルやと思う
初めて会う人に対して抱く印象は、緊張や誤解が混ざってることが多いんや。だから、最初のイメージだけで「この人はこうや」って決めつけんと、時間をかけて見守ることが大事やで。
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嫌いでも相手の努力や優しさを探す
苦手な人の中にも、実は小さな気遣いや優しい行動をしてくれてることがある。意識して探してみると、相手の違う一面が見えてくるかもしれへん。
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無理して仲良うならんでええ、でも心は閉じんといて
無理に仲良くしようとして自分を疲れさせる必要はない。けど、心の扉だけは少し開けておくことで、自然と相手の本当の姿や関係性が変わることもあるんや。
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焦らず、タイミングが来るのを待つ
人間関係は時間が育てるもんや。すぐに結果を求めず、ゆっくりと距離が縮まるタイミングを待つことも大切やで。
焦ると余計に壁ができることもあるからな。
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無理に好きになろうとせんでもええ
「好きにならなあかん」って自分を追い込む必要はない。嫌いな気持ちがあっても、それを無理に変えようとせんでええんや。自然体でええんやで。
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「チャンスはゼロちゃうや」って思うだけでええ
苦手やと思ってる相手との関係にも、まだ可能性は残ってる。ゼロじゃないって思うだけで、心が軽くなって、新しい一歩を踏み出しやすなるんや。
もし、「苦手やった人が味方になる」ってどんな感じなんやろ?ってもっと知りたくなった人は、前編の記事もぜひ読んでみてな。
▼ 前編はこちら
「嫌いやった人が、ふとした拍子に味方になることもある|実体験エピソード」
最後に、オカンからの手紙
「人との縁は、不思議や。
最初に「嫌いや」思た人が、後になって「一生もんの仲間」になることもある。
心、ぎゅうぎゅうにせんと、ふわっと開けときや。
ええ出会い、きっと、あんで。」
――オカンより
【免責事項】
※本記事は筆者の個人的体験に基づくものであり、医療・心理的アドバイスを目的としたものではありません。必要に応じて、専門家へのご相談を推奨します。
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