「また明日も気ぃ張っていかなあかんのか…」って、思てへん?
最近、その“気ぃ張る”感じが、なんかしんどなってきてへん?SNS見たら、誰かが「朝から活動してます!」「毎日成長してます!」ってキラキラしてて、自分だけ足踏みしてる気ぃして、胸がザワザワするやろ。
ほんまはちょっと一息つきたいのに、休んだらアカン気がして、無理して前向こうとしてへん?
そんな時、うちのオカンの言葉がふわっと思い出されるねん。「のんびりした奴が最後に笑うんやで」って。昔はピンとこんかったけど、今やったらちょっとだけその意味がわかる気ぃするわ。
この記事は、そんなオカンの言葉を通して、あんたの心が少しでも軽ぅなったらええな、思て書いてる。しんどい時は、無理せんと、そっと読んでみてな。
焦らず自分のペースで進む大切さ
焦らんでええ。“のんびりした奴が最後に笑う”って、うちのオカンは昔からそう決めてたんや。
気ぃ張ってばっかりのときほど、人は自分のこと疑いがちや。「しっかりせな」とか「もっとやらな」って、自分を追い込んでしまう。ほんまは、前向きに生きるのはええことやけど、それが「やらなアカン」に変わった瞬間、心がしんどなってくるんよな。
特に真面目な子ほど、自分に厳しすぎるくらい厳しくしてまう。「ちゃんとできてへん自分」が許されへんし、どこかでちょっとつでもまずいたら、「全部自分のせいや」って思い込んでしまう。ほんで、どんどん自分を責めてしまうんや。
そんなとき、オカンがふっと言うてくれた。
「焦って早よ仕上げたもんほど、あとでほつれ出んねん。縫いもんと一緒や。ゆっくり丁寧に針通してたら、時間はかかるけど、しっかりしたもんができるやろ?」って。
この言葉、今になってほんまに心にしみるわ。焦って作った未来は、どっか弱い。無理して急いで進んだ道は、あとで穴があくこともある。でも、のんびりと自分のペースで歩んだ道は、ちゃんと土台ができてて、ちょっとやそっとじゃ崩れへん。
せやからこそ、「のんびり」にはちゃんと意味があるんやと思う。周りと比べて焦ることあっても、自分の歩幅で、ゆっくり進んでええ。あんたも、無理して自分を急かさんと、たまには深呼吸して、のんびりいこな。
焦りに追われて走ってた社会人1年目の朝
社会人なりたての頃って、なんやみんな「できる新人」になろうと必死やん?
オレも例に漏れず、毎朝5時に起きてたんよ。まだ外が薄暗い中、ジャージに着替えて家の近所を走る。朝ラン終わったら、シャワー浴びて、読書して、出社前にメールも全部チェック。
会社に着いたら、誰よりも早く「おはようございます!」って笑顔で挨拶。とにかく全部「完璧」にこなそうと、毎日自分にムチ打ってた。
ほんまは、そんなに走るの好きちゃうねん。筋トレも、そこまで興味なかった。でも、「できる自分」でおらなアカンって思い込んでた。周りの同期や先輩に置いてかれたくない、評価されたい、認められたい。そんな焦りが、毎朝のルーティンをどんどん増やしていってたんや。
SNS見たら、同世代の子が「朝活最高!」とか「毎日成長!」って投稿してるやろ?
それ見て、さらに自分もやらなあかんって思ってしまう。ほんまは、ちょっと寝坊したい日もあった。でも、そんな自分を許せへんかった。気ぃ張って、気ぃ張って、心の余裕がどんどん減っていく。そんな時期やった。
オカンの一言で気づいた「自分のペース」の大切さ
そんなある日、家に帰ったら、オカンがふと聞いてきた。
「なんであんた、毎朝走ってんの?」って。
最初は「健康のためやで」って答えたけど、オカンはニヤッと笑って、「ちゃうな。置いてかれる気してんねやろ?」って言うてきた。その瞬間、心にグサッと刺さった。図星やったんよ。
ほんまは、誰かに追いつきたくて、認められたくて、必死になってただけやった。自分が本当に好きなことじゃなくて、「誰かより先に」「誰かに負けたくない」って気持ちが、毎朝の行動を決めてたんやなって気づいた。
オカンは、ちゃぶ台拭きながら、こう続けた。
「うちはな、あんたが10分遅れても、ニコッて笑ってくれたらそっちの方がええで。必死の顔して、どこに行こうとしてんの?」
その言葉、じわじわ心にしみてきた。
それから、朝ランやめてみた。代わりに、トースト焼いてコーヒーいれて、テレビの天気予報見ながら「今日雨降るんやな~」って、ゆっくり過ごす時間を作った。最初はちょっと不安やったけど、だんだん心が軽くなっていった。会社でも「最近、ええ顔してるやん」って言われるようになった。
誰かと比べて焦るより、自分のペースで過ごす方が、ほんまの自分の笑顔が出るんやなって、今なら思う。あんたも、無理して走らんでええ。自分のペースで、のんびりいこな。
焦って走るより、自分のペースでええんやで
振り返ってみて、やっぱり「人と比べて焦る」って、しんどいもんやなぁって思うねん。
社会人なりたての頃って、どうしても「ちゃんとせな」「周りより遅れたらあかん」って気持ちが強くなってしまう。せやけど、それってほんまに自分のためなんか?って、今ならようわかる。
毎朝無理して走ったり、完璧を目指してあれこれ詰め込んだり、結局は「誰かに認めてほしい」とか「置いてかれたくない」っていう不安から動いてたんやなぁって気づかされた。
オカンの「なんで走ってんの?」って一言は、ズバッと心の奥ついてきた。自分でも気づかんうちに、焦りに振り回されてたんやなぁって思う。ほんまは、もっと自分のペースでええねん。10分遅れても、ニコッと笑える余裕がある方が、ずっと素敵やと思うわ。
頑張ってる顔より、自然体の笑顔の方が、周りも自分も幸せになれるんやろな。
無理して走り続けても、どっかで心がバテてまう。せやから、たまには立ち止まって、自分が「ほんまはどうしたいんか」考える時間も大事やで。焦って前だけ見てると、ほんまに大切なもん見失うこともあるしな。
あんたも、もし今「置いてかれそうや」とか「もっとやらな」って思ってしんどなってるんやったら、いっぺん深呼吸して、自分のペースに戻ってみてや。
のんびりでええねん。焦らんでも、ちゃんと自分の道はできていく。最後に笑えるんは、きっと自分のペースを大事にできた人やと思うで。
みんな焦ってまう理由、ほんまはどこにあるんやろ?
もしかしたら今「なんでこんなに焦ってまうんやろ」って思てるかもしれへん。
周りの誰かがうまいことやってるように見えたり、SNSでキラキラしてる人見て「自分ももっとせなあかん」って、気持ちがザワザワしてしまう日もあるやろ。
ほんま、今の時代って、どこ見ても「頑張ってる人」「できてる人」が目に入ってくるから、知らんうちに自分にプレッシャーかけてまうんよな。
でもな、そうやって焦ってる時ほど、心も体もカチコチになって、余裕がなくなってまう。ほんで、ちょっとしたミスでも「自分はあかんやつや」って責めてしまったり、なんでもネガティブに考えてしまう。
そんな時こそ、ほんまは一回立ち止まって、自分を労わってあげることが大事やと思うねん。
焦りの正体って、だいたい「人と比べてる自分」やったり、「こうせなあかん」って勝手に決めつけてる自分やったりする。けど、それに気づけるだけでも、ちょっと心が軽くなるもんやで。
みんなそれぞれ歩くペースも違えば、得意なことも苦手なこともちゃう。せやから、誰かのスピードに合わせて無理に走らんでもええんや。
焦らんとのんびりを許せる、ちょっとした習慣
「ほな、どうしたらええんやろ?」って、今思てるかもしれへんな。
焦る気持ちって、なかなか手強いもんやし、「落ち着いて」「のんびりしよう」って言われても、頭では分かってても心がついてこえへん時もあるやろ?
でもな、無理に自分を変えようとせんでええねん。まずは、「焦ってる自分」も「のんびりしたい自分」も、どっちもおってええやんって、自分に許可出してあげることから始めてみてほしいんよ。
人って、つい「もっと頑張らな」とか「サボったらあかん」って自分を追い込んでしまうけど、ほんまはちょっと休んだり、ペース落としたりするのも全然悪いことやない。むしろ、のんびりする時間があるからこそ、また前向いて歩けるもんやと思うねん。
せやから、焦る自分を責めるんやなくて、「今日はちょっとゆっくりしてみよかな」って、自分に優しく声かけてみて。のんびりすることを自分に許してあげるだけで、心がふっと軽くなる瞬間がきっとあるはずや。
このあと、誰でもすぐにできる“のんびりを許す習慣”をいくつか紹介するから、気楽な気持ちで読んでみてな。「これやったらできそうやな」って思えること、きっと見つかるで。
無意味な質問を自分に投げかける
「なんでこんなに焦ってるんやろ?」って思うこと、ない?
頭の中がパンパンで、考えすぎて動けへん時って、誰にでもあるやん。そんなときこそ、ちょっと変わったことしてみてほしいねん。たとえば、「もし自分が雲やったら、どこに流れていきたい?」とか、「今、好きな色は何?」みたいな、答えのない無意味な質問を自分に投げかけてみるんや。
これ、ほんまに効果あるん?って思うかもしれへんけど、意外と心がふっと軽くなるで。普段は「ちゃんと考えなあかん」「正解を出さな」って頭がカチコチになってるけど、こういう自由な発想をすることで、一瞬でもその枠から抜け出せる。焦りやプレッシャーが和らいで、「まあ、なんとかなるやろ」って気持ちになれるんよ。
無意味な質問やからこそ、正解も不正解もない。自分の心のままに、好きなように答えてええ。たまには、子どもみたいに想像を膨らませてみるのも悪くないで。
もし今、ちょっとしんどいなって感じてるなら、今日から一日一回、自分にゆるい質問を投げかけてみて。きっと、心の中に新しい風が吹くはずやで。
自分の影と会話してみる
最近、自分自身とちゃんと向き合う時間、持ててる?
毎日バタバタしてたら、自分の気持ちに気づく余裕なんてなかなかないやん。でもな、そんな時こそ、ちょっとおもろいことやってみてほしいねん。それが「自分の影と会話してみる」っていう習慣や。
夕方、やわらかい光が差し込む時間に、ふと足元や壁に映る自分の影を見つけてみて。「今日はどうしたい?」とか「今、どんな気分なん?」って、影に向かって声をかけてみるんや。
最初はちょっと照れるし、アホらしく感じるかもしれへん。でもな、不思議と心がスッと落ち着く瞬間があるんよ。
影は、どんな自分も受け止めてくれる存在や。焦ってるときも、しんどいときも、何も言わずにそばにおってくれる。そんな影に話しかけることで、自分の本音や小さな願いに気づけたり、肩の力が抜けて「まあ、ええか」って思えるようになることもあるんや。
もし今、心がザワザワしてるなら、今日の夕方ちょっとだけ立ち止まって、自分の影と会話してみて。たったそれだけで、気持ちがふわっと軽くなるかもしれへんで。
“逆説的意図”で焦りを笑い飛ばす
「なんでこんなに焦ってまうんやろ」って、自分にイライラしてへん?
「落ち着かなあかん」「もっと余裕持たな」って思えば思うほど、逆に焦りが強くなってしまうこと、あるやん。そんなとき、ちょっと変わった方法を試してみてほしいねん。それが“逆説的意図”っていう心理学のテクニックや。
やり方はめっちゃシンプル。「もっと焦ってみよか!」って、あえて自分に言い聞かせてみるんや。「よっしゃ、今日は思いっきり焦ったろ!」って、わざと自分を急かしてみる。
最初は「何してんねん、自分」って思うかもしれへんけど、不思議とだんだんおかしな気分になってくるで。焦ってる自分を、ちょっと離れたところから眺めてるみたいな感覚になるんよ。
そうやって自分の焦りを笑い飛ばせるようになると、自然と心が軽くなってくる。「ああ、また焦ってるな~」って、深刻にならずに受け止められるようになるんや。
焦りって、真面目に向き合いすぎると余計にしんどくなるけど、こうやって遊び心を持って付き合うと、案外ラクになるもんやで。
もし今、焦りでしんどいなって感じてるなら、今日だけでも「もっと焦ったろ!」って自分にツッコんでみて。きっと、ちょっと笑えて、心がラクになるはずやで。
あえて無駄を楽しむ日を作る
「これって意味あるんかな?」って、つい何でも効率とか成果で考えてまうこと、多ない?
大人になると、何かせなあかん、役に立たなあかん、って頭がいっぱいになって、気づけば毎日が「やるべきこと」だらけになってしまうやん。でもな、たまには「あえて無駄を楽しむ日」を作ってみてほしいねん。
たとえば、紙飛行機を何回も飛ばしてみたり、空に浮かぶ雲をぼーっと眺めたり、落書きを好きなだけしてみたり。子どもの頃みたいに、何の意味もないことに夢中になってみるんや。
最初は「こんなことしててええんかな?」ってソワソワするかもしれへん。でも、だんだんと心がゆるんできて、「あ、こんな時間もありやな」って思えるようになるで。
「プレイフルネス(遊び心)」は、ストレスを減らして創造性を高めるって言われてる。無駄に見える時間を持つことで、頭も心もリセットされて、また新しい気持ちで日常に戻れるんや。
効率や成果ばっかり追いかけてると、ほんまの自分の気持ちや楽しさを見失ってまうこともあるから、あえて「意味のないこと」を全力で楽しむって、めっちゃ大事やと思う。
もし今、「毎日がしんどいな」とか「余裕がないな」って感じてるなら、勇気を出して“無駄なこと”に時間を使ってみて。
何も生み出さなくてもええ、ただ楽しいだけでええ。そんな日を、自分にプレゼントしてみてな。きっと、心がふわっと軽くなって、「のんびりする自分も、悪くないやん」って思えるはずやで。
のんびりしてる人を観察・真似してみる
あんたの周りに「なんでそんなにのんびりしてられるん?」って思う人、おらへん?
仕事でもプライベートでも、いつも穏やかで、焦ってる様子もなくて、どこか余裕を感じさせる人。正直、最初は「なんであの人だけあんなにマイペースなんやろ」って不思議に思うかもしれへん。
でもな、実はそういう人の過ごし方や考え方って、めっちゃ参考になるんやで。
「モデリング」って言うて、誰かの行動や態度を観察して真似することで、自分にもその影響が自然と伝わるって考え方があるんや。
たとえば、のんびりしてる人の歩き方、話すスピード、表情、ちょっとした仕草――そういうのをじっくり観察して、こっそり自分でも真似してみてほしいんよ。
最初はぎこちなく感じるかもしれへん。でも、だんだんと自分の中にも「のんびりモード」が染み込んできて、気づいたら前よりも心に余裕ができてたりする。焦ってるときって、つい自分のペースを見失いがちやけど、誰かの“ゆるさ”を借りてみることで、新しい自分のリズムが見つかることもあるんや。
「自分には無理や」と思わんといて。のんびりしてる人も、最初からそうやったわけやないかもしれへん。色んな経験を経て、今のペースを身につけてきたんやと思う。せやから、あんたも今日からちょっとずつでええから、身近な“のんびり屋さん”を観察して、真似してみてな。
焦りやプレッシャーでいっぱいになったときは、「あの人やったら今どうするやろ?」って思い出してみるだけでもええ。きっと、少しずつ心が軽くなって、「自分ものんびりしてええんや」って思えるようになるはずやで。
最後に伝えたいのは、のんびりすることは甘えやなくて、自分を大事にするための知恵やってこと。あんたの毎日が、もうちょっとだけ穏やかで、あったかいものになりますように。
焦らんでも、あんたのタイミングで咲いたらええんやで
「焦るな」って言われても、焦るときは焦る。それが人間やし、無理に「落ち着け」って自分に言い聞かせても、余計にしんどくなることもあるやろ?
けどな、そんなときこそ思い出してほしいんよ。「焦らなあかん」んやなくて、「焦らんでも、ちゃんと自分のペースで育ってる」ってこと。
桜は春に咲くし、ひまわりは夏に咲く。どっちが早いとか遅いとか、そんなもん誰も気にせえへん。みんな、それぞれのタイミングで一番きれいに咲くんや。
あんたも、今はまだ咲かんでええ。焦って無理に咲こうとせんでも、ちゃんと自分のタイミングで、ドーンと咲けたらそれでええんや。
もし今、「頑張らな…」って心がギューッとなってるなら、ちょっとだけ深呼吸してみて。ほんで、心の中で「オカン、今日ものんびりしてええか?」って聞いてみてや。
きっと、オカンの声が返ってくる。
「そんなん決まってるやん。のんびりした奴が最後に笑うねん」ってな。
人と比べて焦ることもあるやろうし、うまくいかん日もある。でも、それでええ。焦らんでも、あんたはあんたのペースでちゃんと進んでる。のんびりしてる時間も、ちゃんと意味がある。
無理して急がんでええ。自分の歩幅で歩いていけば、気づいたときには、ちゃんと自分らしい花が咲いてるはずや。
最後にもう一回だけ言うで。焦らんでええ。のんびりしたって、ちゃんと人生は回っていく。あんたのペースで、あんたらしく、ゆっくり進んでいこうや。最後に笑うのは、きっとのんびりできた人やから。
もし、まだ心のどこかで「なんで自分だけ遅れてるんやろ…」ってモヤモヤしてるなら、オカンが教えてくれた“焦る気持ち”へのヒントも、ぜひ読んでみてな。
→ 【「なんで自分だけ遅れてるんやろ?」焦る気持ちにオカンが教えてくれたこと】
最後に:オカンからの手紙
「毎日よう頑張ってるなぁ。焦ることもあるやろうけど、無理せんでええんやで。桜もひまわりも、自分のタイミングで咲くんや。人と比べんと、あんたはあんたのペースで歩いたらええ。しんどい日は、深呼吸して空でも見上げてみ。のんびりした奴が最後に笑うんやから、今日も自分を大事にしてな。」
――オカンより
【免責事項】
※本記事は、
心の不調や深刻な悩みを抱えている方は、
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