夜ふかししてもうて、スマホの画面ぼーっと見ながら、ため息
「明日も頑張らなあかん…」って、また言うてもうたなって。
最近、そんな夜ばっかりちゃう?
なんや毎日がしんどい。若いのに、周りからは「しっかりしてる」
せやけど、ほんまは心のどっかで「なんで全部、自分が背負わなあかんのやろ」って思ってる。
頑張ってるのに、なんか足らん気がする。
うまくいかへんのは、自分のせいなんかなって、
そんなあんたに、今日はちょっと聞いてほしい話があるんよ。
うちのオカンの、しょうもないようで実は沁みる“金言”や。
明日を楽しく生きる。それでええんやで、ってオカンは言うてた
「“頑張る”って言葉が、知らん間に自分を追い詰めてるんやで」
うちのオカンはな、「あんたは真面目すぎるねん」
頑張ることはええことや。でもな、「頑張らなあかん」
“しんどくても頑張らな”になってまう。それが危ない。
オカンはこう言うてたんよ。
**「頑張りすぎると、心がヒザついてもてんねん」**って。
何それって笑うやろ?でも、うまいこと言うなと思ったわ。
目には見えへんけど、心にもヒザがあるんやなぁって思った。
夢は寝て見るもんや、言うてたオカンがちゃっかり夢かなえとった理由
「将来の夢?…んー、映画作る仕事とかできたらええなって思ってる」
高校の時、なんとなく言うてみた。
家ではそういう話、あんまりせえへんかったけど、その日は空気がゆるかった。
ほんならオカン、洗い物しながらこっちも見んとボソッと言うたんよ。
「夢は寝て見るもんや」
──いや、は?なんそれ。
ガチで話したのに、いきなりその返し。
しかも声ちっちゃいし、リアクション薄っ。
心ん中でちょっとムッとしてたら、オカン、茶碗拭きながらこう続けてん。
「けどな、ちゃんと寝て、ちゃんと起きて、今日することちゃんとしてたら気ぃついたときに“あれ?夢の途中おるやん”ってなることもあるんやで」
それ聞いた瞬間、不思議とホッとした。
「頑張りや」とか「甘いねん」とか、そんなんちゃう言葉。
“今すぐ形にせんでもええ”って、背中押されたような気がしてな。
ほんでこの前、オカンの古いアルバム見つけて、何気なく開いてみたんや。
若い頃の写真の後ろに、手書きで「いつか小さな喫茶店でモーニング出す人になりたい」って書いたメモ、貼ってあってん。
「え?オカン、そんな夢あったん?」って聞いたら、
「あ〜そんなんも言うてたなぁ。せやけど、あんたが小学校のときの参観日の朝、ホットサンド焼いて出したやろ?あれ“うまい”って言うたから、なんかもうそれで満足してもうたわ」
って笑いよった。
……もう、泣くか思たわ。
ちっちゃいけど、オカンにとっては特別な夢やったんやろな。
「誰かに“おいしい”って言うてもろて、笑ってもらえる朝をつくる」
それがたまたま家のキッチンやっただけで。
「夢は寝て見るもん」言うてたけど、オカン
「頑張るのはええけど、“楽しむ”こと忘れてへんか?」
小さなことでもええねん。明日できる“肩の力抜く”ヒント
オカンの口癖、思い出してみてん。
- 「自分に飴ちゃんあげとき」
- 「コンビニのプリンは正義や」
- 「深呼吸は、タダでできる最高の贅沢やで」
今思えば、これ全部“セルフケア”やったんやな。
しんどいときは、頑張るよりちょっと休む勇気持ってみよ。
明日からできること、こんなんあるで。
- 朝起きたら、窓開けて深呼吸
- 「ようやったな、あたし」って自分に言う
- 好きなパン買うて、昼休みにゆっくり食べる
- 1時間だけスマホ切って、自分の時間つくる
そうやって、“楽しむ余白”つくるのが、
オカンの金言マップ|笑えて泣ける、愛あるひとこと集
- 「悩んでるヒマあったら、米研げ」
- 「人生に“正解”なんかない。だいたい“まあまあ”で回っとる」
- 「頑張りすぎたら、心のヒザ壊すで」
- 「夢は寝て見るもんや。でも、現実が夢になることもあるんや」
- 「あんた、だいぶようやっとるで」
しんどくなったら思い出してや
「明日も頑張らなあかん」って、つい思うのは、
でもな、頑張りすぎて倒れたら、意味ないんよ。
たまには立ち止まって、肩の力抜いてもええ。
オカンの金言、アホみたいやけど、不思議と心に沁みるんよな。
誰かの声に救われることって、ほんまにある。
この文章が、今日のあんたの「深呼吸」になれたらうれしい。
【免責事項】
本記事は医療・
筆者の個人的な体験とフィクションを織り交ぜたエッセイです。
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