笑ってるはずやのに……心がしんどいなぁ、って思うこと、ない?
周りからは「頑張ってるな」って言われる。
ほめられたらうれしい。
せやから、もっと頑張ろうって思う。
……でもな、気づいたら、
「自分がほんまにしたいこと」
「自分がどんな気持ちか」
どっか遠いとこ行ってもうた気ぃせえへん?
そんなふうに、頑張るあんたにこそ、今日はオカンが教えてくれた話、聞いてってほしいんよ。
顔笑ってても、心を置き去りやったらアカン
うちのオカンな、よう言うてたわ。
「顔笑ってても、心を置き去りやったらアカンで」って。
にこにこしててもな、「ほんまの心が泣いとったら、意味ないんやで」って。
そら、誰かのために頑張るのは素晴らしいことや。
でもな、自分の心、どっか置き去りにしてまうような頑張り方は、あかんのや。
あんたも、”自分に優しくする勇気“、持ってええねんで。
期待に応え続けると、自分の声が聞こえんようになる
誰かの期待に応えるって、なかなか気ぃ遣うもんやな。
”ほめられたい、認められたい、迷惑かけたない”、そんな気持ちで。
ほんでな、気づいたら、
「ほんまは、どないしたかったんか」
「なんで、これやろう思たんか」
ぜんぶ見えんようになってしまうねん。
そんなん続けとったら、心が擦り切れて、最後には「何してもうまくいかへん」って自分を責める羽目になる。
それ、めっちゃつらいやろ。
この話を読んで、職場や家庭での人間関係に悩んだ経験があるなら、こっちの記事もおすすめやで。
【職場で苦手やった先輩が一番の味方に変わった夜|人間関係が好転した話】
苦手な相手との関係がどう変わったか、オカンの教えとともに紹介してるんや。
オカンがくれた“置いてきぼりにすな”って言葉
あれは、何年前やろなぁ。
仕事でめっちゃ忙しくて。
上司にも「頼りにしてるで」って言われてな。
それがうれしくて、必死で仕事抱えて……
でも家でも、イライラして、家族に冷たなってもうてた。
ある晩、久しぶりに実家帰ったとき、オカンが言うてきたんや。
アンタ、顔は笑ってんのに、心がどっか行ってもうてるやんか
オカンは続けて、こう言うた。
「そんな自分、置いてきぼりにしたらあかん。心、ちゃんと連れて歩きぃ」
「がんばるのも大事や。けどな、心が疲れたら、笑顔もウソになるんやで。ウソついた笑顔は、自分も周りも、悲しくさせるだけや」
その晩、久々に心の底から泣いた。
ほっとしてな。
心を置き去りにせんために、できること
「ほな、どうやったら、自分の心を置き去りにせんで済むんやろ?」
オカンが優しく教えてくれたんや。
「心はな、ちゃんと手ぇつないで歩いたらええんや」って。
毎日の忙しさに追われて、自分の気持ちを後回しにしてしまうこと、誰にでもあるよな。
でも、心を置き去りにしたまま歩き続けると、いつか自分がどこにいるのか分からんようになってしまうんや。
そのために、こんなこと、試してみぃへん?
-
毎日、自分の「好き」をひとつ見つけてみる
小さなことでええんや。
今日見た空の色、風の匂い、好きな言葉や音楽。
そういう「好き」を意識して集めることで、心がほっとする場所ができるんや。 -
日記やメモに、自分の気持ちを書き出してみる
言葉にすることで、心のモヤモヤが整理される。
気持ちも軽くなることもあるんや。
誰かに見せる必要はない、自分だけの秘密の場所やと思ってな。 -
頑張る前に、「これは誰のため?自分のため?」って問いかけてみる
自分の心が本当に望んでることを見つめ直す。
無理なく歩ける道が見えてくるはずや。 -
「ありがとう」を口に出してみる
自分や周りの人、日常の小さなことに感謝する。
そのことで、心があたたかくなるんや。
感謝の気持ちは心の栄養やと思ってな。 -
無理に答えを出そうとせんと、ただ「今の自分」を見つめる時間をつくる
焦らんでええ。
心はすぐには答えをくれへんこともある。
けど、じっと見守ることで少しずつ自分の気持ちがわかってくるんや。
これからも自分らしく歩むための心のメッセージ
誰かの期待に応えることは大切やけど。
それだけに縛られてしまうと、ほんまの自分の気持ちが置き去りになってまう。
周りの声に合わせて頑張るのは素晴らしい。
けど、時にはその重さに心が疲れてしまうこともあるんや。
だからこそ、自分自身にもちゃんと優しい言葉をかけてあげてほしい。
「よう頑張ったなあ」
「今日も生きとったなあ」って。
自分の努力や存在を認めてあげることが、心の栄養になるんやで。
誰かに褒められるのも嬉しいけど、一番大事なのは自分で自分を認めてあげることやと思う。
時には弱さを見せて、助けを求めることも勇気のひとつや。
”顔だけ笑って無理する”んやなくて、心の底から笑えるように。
どんなに小さなことでも、毎日を生き抜いているその姿は、”誰にも負けへん輝きや”。
自分を大切にして、”心と手”をつないで、これからもゆっくり歩いていこな。
それでも、自分を責めてしまうんやったら、こっちの記事もおすすめやで。
【頑張れん自分を責めんといて|オカンの言葉が教える心の軽くする秘訣】
自分に優しくなるヒントがいっぱいやで。
最後に:オカンからの手紙
「顔で笑っても、心で泣いてたらアカン。
アンタの心、ちゃんと連れて歩きぃ。
しんどいときは、休んでもええんやからな。」
――オカンより
【免責事項】
※本記事は、筆者の個人的な体験や意見に基づいて執筆されたものであり、医療・心理的な助言を提供するものではありません。心身の不調を感じた場合は、専門の医療機関にご相談ください。
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