しんどい夜や、気ぃついたら肩にいろんなもん背負いすぎてへん?
「明日もなんとかせな」って思いながら、何回も布団にもぐりこんで、朝になったらまた、「もっとちゃんとせなあかん」「こんなんじゃアカンわ」って、自分にきついこと言うて、無理して前向こうとしてへん?
ほんまはもう限界ギリギリやのに、まわりはみんなうまいことやってるように見えて、自分だけ取り残されてる気がして、「やりたいこともないし、夢もないし、何してんねやろ…」って思ってまう。
でもな、そんなふうに感じてるん、あんただけちゃうねん。同じように悩んでる人、実はぎょうさんおるんやで。これは、つい自分に厳しくしてしまう、優しいあんたにオカンが届けたかった言葉やねん。
生き方に迷った時、オカンが教えてくれた“逃げてもええ”という選択肢
「やりたいこと見つからへんかったら、“やりたないこと”から逃げとき」って、オカンは、そう言うてくれたんや。
「頑張ること」自体は、もちろん悪いことやない。努力することは大事やし、その積み重ねが自分を成長させてくれる。
でもな、「頑張る」がいつの間にか「自分を追い詰める」ことになってもうたら、それはちょっと違うんやと思う。無理して気ぃ張ってばっかりやと、ほんまは大事にしたいはずの「楽しむ」気持ちがどんどん薄れていく。
生きるって、ただひたすら頑張り続けることやと勘違いしてまうと、毎日の中の小さな幸せや楽しさに気づかれへんようになる。好きなごはんの味もせえへんし、友だちと笑ってるつもりでも、心から笑えてへん自分に気づくこともある。
「やりたいことが見つからへん」って焦るよりも、まずは「やりたないこと」から離れてみること。無理に自分を追い込まず、ちょっと肩の力抜いて、「明日はちょっと楽しんでみよか」くらいの気持ちでええんやで。
自分を大切にして生きること、それがほんまの意味で前に進む力になる。
オカンがくれたこの言葉は、やりたいことが見つからへんと悩む人にも、きっとヒントになるはずや。
休むこと・立ち止まることも大切な生き方
「努力」や「前に進む」って言葉が、気づかんうちに自分をしんどくさせてしまうこと、あるんやで。
毎日一生懸命やってるのに、なかなか思うような結果が出えへんとき、人と比べて自分だけ遅れてるように感じてしまう。やりたいことが見つからへん自分が、どんどん情けなく思えてきて、気持ちが沈んでまう。そら、心もしんどくなるわな。
でも、その苦しさの正体は、「常に前向きでいなあかん」「もっと何かせなあかん」っていう思い込みかもしれへん。本当は「休む」ことも大事やし、「立ち止まる」ことや「ちょっと横道にそれる」ことも、生きていくうえで必要な時間やねん。
でも、「動き続ける」ことばかりを正しいと思い込んでしまうと、いつの間にか自分を責める材料になってしまう。
ほんま、今のあんたで十分やってる。誰かと比べて焦る必要もないし、「まだまだや」とか「こんな自分じゃあかん」と自分に厳しくしすぎることもない。たまには立ち止まって、「今までようやってきたな」って自分を認めてあげてほしい。
無理に自分を追い込むのは、もう終わりにしてもええんちゃうか。自分をいたわることも、人生には大切な選択肢やで。
やりたいことが見つからない苦しさとオカンのひと言
大学3回生のときやった。「やりたいことが見つからへん」って、夜な夜な布団の中でため息ばっかりついて。
周りはみんな、資格の勉強やインターンに精を出してて、将来の目標や夢を語り合ってる。自分だけ、何も決まってへんし、何も動けてへん。焦る気持ちばっかりが膨らんで、「なんで自分だけこんなに何もないんやろ」って、どんどん自分が情けなくなっていった。
そもそも「やりたいこと」って何なんやろう。目標とか夢とか、そんなキラキラしたもんを、みんなどうやって見つけてるんやろう。自分にはそんなもん、どこにも見当たらへん。大学も、もう辞めてしまおうかとまで思い詰めて、気持ちはどん底やった。
そんなある日の晩ご飯時、オカンが台所で味噌汁の味見をしてる横で、ぽつりと「やりたいこと、なんもないねん」って漏らしてもうた。なんやろな、あのときの空気。自分の中の重たいもんが、ふっと外に出た瞬間やった。
オカンは、いつも通りの顔で、味噌汁の鍋をかき混ぜながら、「ほなまず、やりたないことからサッサと逃げとき。ほな、“ちょっとマシな人生”が残るわ」って、さらっと言うてくれた。その言葉が、心にじわっと染みてきて、思わず笑ってもうた。
今まで「逃げたらあかん」って自分を縛ってきたけど、オカンの言葉で、なんや肩の荷がすっと軽くなった気がした。何かを無理に探そうとするんやなくて、まずは「これ嫌やな」と思うもんから離れてみてもええんやって、初めて思えた夜やった。
“やりたくないこと”から離れて気づいた本当の自分
それからというもの、「やりたないこと」からそっと距離を置くようにしてみた。
無理して出てたゼミも、思い切って休んだ。気ぃ使いすぎてしんどかった人間関係も、少しずつ距離を取ってみた。
最初は「こんなんでええんかな」「逃げてばっかりで大丈夫なんやろか」って不安もあったけど、不思議と心が軽くなっていくのを感じた。肩の力が抜けて、呼吸が楽になって、毎日が少しずつ過ごしやすくなったんや。
ある日、何気なく携帯の写真フォルダを見返してたら、ふと空の写真に目が止まった。その瞬間、胸の奥がじんわりあったかくなって、「こういう瞬間を切り取れるって、なんかええなぁ」って素直に思えた。
今まで「やりたいこと」を必死で探し回ってたけど、そうやなくて、心に余裕ができたときに、自然と「これ好きかも」が入ってくるんやって気づいた。
「やりたいこと」は、無理やり見つけるもんやない。自分にとって「ちょっとマシ」なもの、「これだけは嫌やない」と思えるものを大事にしていくうちに、気づけば「好き」が育っていく。そうして過ごしているうちに、誰かから「ありがとう」って言われる瞬間が増えてきた。
特別な夢や大きな目標がなくても、自分なりのペースで歩いていけばええ。逃げることは決して負けやない。自分を守るための大事な選択やし、時にはそれが新しい道を見つけるきっかけにもなる。
オカンの言葉は、今も心の支えや。自分を責めるんやなくて、まずは「これだけは嫌やな」と思うもんから、そっと離れてみてほしい。きっと、その先にあんたなりの「好き」や「やりたい」が見つかるはずやから。
人生は楽しんだもん勝ちやで
努力することは大事やと思う。でもな、“楽しむ”こと、どっかに置き忘れてへん?
オカンはよう言うてた。「一日中ガマンばっかりして生きてて、ほんでいつ楽しむん?」って。子どもの頃から、何かあるたびにそう言われてきた。
「人生、長いようで短いねんで。気づいたら、あっという間に時間が過ぎていく。ガマンばっかりしてたら、ほんまに大事なもん見失うで」って。
大人になると、つい「やらなあかんこと」や「責任」ばっかりが頭を占めてまう。気ぃついたら、毎日が「今日もなんとか乗り切らな」って気持ちでいっぱいや。でも、ふと立ち止まって考えてみたら、ほんまは「何のために生きてるんやろ」って思うこともある。
ガマンすることが美徳みたいに思われがちやけど、ほんまは「自分が楽しいと思える瞬間」をちゃんと大事にせなあかんのやと思う。
オカンは、しんどい日も、どこかでちょっとした楽しみを見つけては笑ってた。たとえば、晩ご飯のデザートをちょっと豪華にしてみたり、好きな音楽を流してみたり。そんな小さな「楽しむ」を積み重ねて、毎日を彩ってたんやろなって、今になって思う。
「楽しむことを忘れたら、人生もったいないで」
その言葉が、今も心に残ってる。
自分を追い込みすぎず、たまには「今日はちょっと楽しんでみよか」と思える余裕を持つこと。それが、ほんまの意味で豊かに生きるコツなんやろなと思う。
やりたくないことから離れるための習慣
ほんまはやりたないこと、毎日無理して続けてへん?
気づいたら、気ぃつかってばっかりで、心も体もしんどくなってしまうこと、誰にでもあると思うねん。「これ、ほんまは嫌やな」と思いながらも、「やめたらアカン」「逃げたらアカン」って自分に言い聞かせて、ずっと我慢してきたんちゃう?
でも、そんなふうに自分を押し殺して生きてたら、どんどん息苦しくなって、気づいたら「自分って何が好きなんやろ」「何のために生きてるんやろ」って、わからんようになってしまう。
ほんまは、「やりたないこと」から逃げるのは悪いことやない。むしろ、心を守るために大切な選択やと思う。でも、「どうやって逃げたらええん?」って悩む人も多いはず。
そこで今回は、無理せず「やりたないこと」から離れるために、今日からできる小さな習慣を紹介するで。
自分を大切にする一歩を踏み出したい人、毎日をもうちょっと楽に生きたい人は、ぜひ続きを読んでみてな。きっと、明日からの自分がちょっとだけ軽くなるヒントが見つかるはずやから。
今すぐできる!自分を守る“逃げ道”リスト
しんどなったとき、あんたはどんなふうに気持ち切り替えてる?
毎日バタバタしてたら、気ぃ重たなることもある。でもな、そんなときに「もうアカン…」ってなってまう前に、自分だけの“逃げ道”用意しとくんがめっちゃ大事やで。
たとえば、「深呼吸してベランダで空見上げる」とか、「好きな音楽を一曲だけ爆音で聴く」とか、なんでもええねん。自分がちょっとでもホッとできること、気分がマシになることを、メモに書き出しとくんや。
これな、ほんまに効果あるで。頭の中だけで考えてたら、しんどいときに何したらええか分からんようになるけど、メモにしといたら「とりあえずこれやっとこ」ってすぐ動ける。なんや、人生の“非常口”みたいなもんやな。
分が重たいときほど、無理して頑張るんやなくて、サッと逃げ道使うんが賢い生き方やで。
今日からでも自分だけの「ポジティブな逃げ道」リスト、作ってみてや。しんどなったときの自分を、ちゃんと守ってあげるんやで。
頭の中をスッキリ整理!“気になること”全部書き出し術
頭の中、なんかゴチャゴチャしてへん?
毎日いろんなこと考えてたら、「あれもせなアカン」「これも気になる」って、気づいたら脳みそがパンパンになってまうことあるやろ。そんなときにオススメなんが、“気になることリスト”を作ることや。
別に難しいことやなくてええねん。紙でもスマホのメモでも、とにかく今頭に浮かんでる「ちょっと気になること」「なんか引っかかってること」を全部書き出してみるんや。
これがな、やってみたら意外とスッキリするんよ。書き出してみたら、「あれ?これ、そんなに気にせんでもええやん」って思うこともあれば、「これは早めに片付けとこ」って自然と優先順位も見えてくる。頭の中でグルグルしてたことが、紙の上に並ぶだけで、なんや自分の気持ちも整理されてくるねん。
しかも、書き出すことで「自分って今こんなこと考えてたんやな」って、本音にも気づけたりする。ずっと抱えてたモヤモヤが、ちょっとずつ軽くなっていく感覚、ぜひ味わってみてほしいわ。
今日からでも、寝る前とか、ちょっと時間ができたときに“気になることリスト”作ってみてや。頭も心もスッキリして、明日がちょっと楽しみになるかもしれへんで。
心のモヤモヤを手放す“ひとりごとノート”のすすめ
誰にも見せへん“ひとりごとノート”、作ったことある?
毎日いろんなこと感じたり、思ったりしてるけど、なかなか口に出せへんことってあるやん。そんなときは、ノートでもスマホのメモでもええから、その日の気持ちや思ったことを、思いっきり自由に書き出してみてほしいんや。誰にも見せへん前提やから、カッコつける必要もないし、正直な気持ちをそのままぶつけてええ。
書きながら「今日はこんなことでイライラした」とか、「なんか嬉しかったな」とか、どんな小さなことでもええ。言葉にするだけで、モヤモヤしてた気持ちがスーッと軽くなることがあるんよ。不思議なもんで、書き終わったあとに「なんや、自分こんなことで悩んでたんやな」って、ちょっと客観的に自分を見つめ直せる瞬間がくる。
この“ひとりごとノート”、続けていくと、自分の気持ちのクセとか、ほんまに大事にしたいことも見えてくる。誰にも気をつかわんでええ、自分だけの安心できる場所や。
今日からでも、寝る前の5分だけでもええから、気楽に書き始めてみてや。自分の心の声、ちゃんと聞いてあげる時間、めっちゃ大事やで。
五感でリセット!大人のための“ご褒美ひとり時間”
自分のためだけの“ひとり時間”って、ちゃんと取れてる?
毎日仕事や家事、いろんなことでバタバタしてると、つい自分のことは後回しになってしまうやんか。でもな、そんな中でも五感をフルに使って、自分を丁寧に扱う時間を意識的に作ることは、心と体の健康にめっちゃ大事なんやで。
例えば、お気に入りのアロマキャンドルやエッセンシャルオイルを焚いて、ふわっと広がる香りをゆっくり楽しんでみる。香りは脳に直接働きかけてリラックス効果があるから、気持ちが自然と落ち着くんや。
次に、ちょっと贅沢なコーヒーや紅茶を用意して、急がずゆっくり味わう。香りと味わいをしっかり感じながら飲むことで、日常の慌ただしさから離れて、五感が喜ぶ時間になるで。
さらに、静かな音楽を流して耳を澄ませるのもおすすめや。お気に入りのジャズやクラシック、自然音なんかを聴きながら目を閉じてみると、頭の中がすっとクリアになっていく感覚が味わえる。
触り心地のええブランケットにくるまったり、窓から入る風を感じたりするのも、五感を刺激して心地よさを増やすポイントや。
こうやって五感を意識して過ごす時間を持つことで、ただ休むだけやなくて、自分を大切に扱う実感が生まれる。自分に優しくするって、特別なことをしなあかんと思いがちやけど、実はこういう小さな“ひとり時間”が一番効果的なんや。
「今日はどんな香りが好きかな?」「どんな音楽が心地ええやろ?」って、自分に問いかけながら、五感を味わう時間を作ってみてや。忙しい毎日の中で、こういう時間を持つことで心にゆとりができて、気づいたら気持ちが軽くなってるはずや。そうすると、明日もまたちょっと頑張れる自分に出会えるで。
自分を大切にするって、ほんまはめっちゃシンプルで、でも続けると大きな力になる習慣やから、ぜひ今日から始めてみてな。
新しい朝の習慣!お気に入りの場所で自分リセット
いつもと同じ朝、なんとなく始まってへん?
毎日同じ場所、同じルーティンで朝を迎えてたら、気持ちもマンネリしてくるもんや。でもな、たまには思い切って、カフェや公園、ちょっと足を伸ばした先の静かな場所で朝の時間を過ごしてみてほしい。
新しい空間に身を置くだけで、空気の匂いや景色、人の流れ、聞こえてくる音、全部が新鮮に感じられて、不思議と心がリセットされるんよ。
お気に入りのカフェでコーヒー片手にぼーっと外を眺めたり、公園のベンチで朝日を浴びながら深呼吸したり。そんな何気ない時間が、実は自分を癒す最高のセルフケアやねん。
普段の自分からちょっと離れてみると、「今日も悪くないな」「なんか新しいこと始めてみよかな」って、自然と前向きな気持ちが湧いてくる。
忙しい毎日やからこそ、場所を変えて朝を迎えるだけで、心の余白が生まれる。
自分のために、たまには“特別な朝”をプレゼントしてみてや。
ここまで読んでくれたあんたに伝えたいのは、「自分を大切にする習慣は、特別なことやなくて、こういう小さな工夫の積み重ねや」っていうこと。
明日の朝、ほんの少し早起きして、いつもと違う場所で自分だけの時間を味わってみて。きっと、これまで気づかへんかった自分の新しい一面に出会えるはずやで。
自分を守る選択が、人生を豊かにする
毎日、誰かのために、何かのために頑張りすぎて、自分の気持ちを後回しにしてる人、多いと思う。
しんどいのに「まだいける」「もっと頑張らな」って、自分にムチ打ってへん?
でもな、ほんまは「自分を守ること」「自分を大切にすること」って、決してワガママやない。むしろ、それがあるからこそ、また誰かに優しくできるし、前を向いて歩いていけるんやと思う。
紹介した小さな習慣、どれも、特別な才能も道具もいらんし、今この瞬間から始められることばっかりや。自分を追い込むんやなくて、ちょっとだけ自分に優しくする勇気を持ってみてほしい。
人生は、思ってるよりずっと短い。ガマンばっかりして生きてたら、いつの間にか心がカサカサになってしまう。でも、自分を大切にする習慣を積み重ねていけば、どんなにしんどい日でも、きっと心のどこかに「大丈夫や」って思える余裕が生まれる。
あんたの毎日が、少しでも軽く、少しでも楽しくなりますように。
自分の気持ちに正直になって、無理せず、時には逃げ道を選びながら、あんたらしい人生を歩んでいってな。
明日からのあんたが、今よりちょっと笑顔でいられること、心から願ってるで。
答えが見つからへんって悩みで心が重たくなったとき、オカンの言葉や想い出がふっと支えになった経験、あんたにもあるんちゃう?
そんなあったかい話を、ぜひ読んでみてほしい。きっと、今のあんたの心にもそっと寄り添ってくれるはずや。
【悩みの答えが見つからないとき、オカンの想い出が心を支えてくれた話】
最後に:オカンからの手紙
「毎日、無理して笑ったり、無理して前向きになろうとせんでもええんやで。やりたいことがみつからんときは無理して見つけようとせんでええ。焦らんでも、いつか自然と出会えるもんやし、今は“なんとなく”で生きてても全然かまへん。自分のペースで、ぼちぼちいこな。」
――オカンより
【免責事項】
※本記事は医療的・
コメント