オカンは“正論で飯は食えへん”って笑ろてた|生きる力は屁理屈からや言うてた話

未分類

「全部自分が悪いんかな」と思った夜に

ほんま、なんでやろな。

なんで毎晩のように「明日も頑張らなあかん…」って、自分にプレッシャーかけてまうんやろ。

ほんで気づいたら、「あのミス、あれも自分のせい」「もっとちゃんとせな」って、自己反省会始まるやろ?

あんたも、今そんな夜を過ごしてるんかもしれへんな。

布団の中で天井見上げて、心の中で“がんばれ、がんばれ”って、自分にムチ打って。

けどな、それ、もう十分よう頑張ってる証拠やで。

あんたはサボってへん。逃げてもへん。

それでもしんどいのは、ただ「人間やから」や。

ウチのオカンな、ようこう言うてたわ。

「人間な、たまには屁理屈で生きな倒れるで」

なぁ、今日はちょっとだけ、屁理屈で心を守らへんか?

「楽しんだらアカン日なんか、この世にあらへん」ってオカンは言うてた

仕事に、家庭に、人間関係に。

毎日“やらなあかん”ことに追われてると、どんどん自分が見えへんようになる。

自分も昔そうやった。

営業の仕事してたとき、朝から晩まで数字とノルマに追われて、胃に穴空くんちゃうか思うくらいストレス溜めてた。

寝る時間も減って、休日も仕事のこと考えて、

この結果は自分の力不足や”って自分責めて。

そんなある日、電話越しのオカンにポロッと愚痴こぼしてもうたんや。

もうイヤやわ、こんな毎日。明日もまた、頑張らなアカン…って。

そしたら電話越しに、オカンが笑いながら言うてきたんや。

「あんた、明日も頑張らなアカンって?アホか。頑張るってのはな、“楽しく生きる”ことを忘れてへん人が言う言葉やで」

「楽しんだらアカン日なんか、この世にあらへん」

その瞬間、なんやろな。

心の中に張ってた糸が、ふっと緩んだ気ぃしたんよ。

それまで“がんばる=苦しむこと”やと思ってたけど、

オカンは“がんばる=楽しく生きる力”って教えてくれたんやな。

【オカン伝説】カップ麺のくだりで救われた夜

自分が本気で人生詰んだ…って思った夜の話、聞いてくれるか?

当時25歳。転職したての職場で、ミス連発。

上司には毎日詰められ、同僚からもチクリチクリ嫌味言われてな。

空気読めへんねんな」とか、「またやらかしたん?」とか。

もう家帰っても、泣くか寝るかしかない毎日やった。

その日も終電で帰って、家着いたら冷蔵庫空っぽ。

もうなんでもええわ思て、棚からいつ買ったかわからんカップ麺出してきて、お湯注いで、

ふとした拍子にお箸床に落としてもうてん。

そしたら、なんでか知らんけど、それだけでボロッボロ泣けてきて。

箸一本で、今までのしんどさ全部こぼれたみたいに。

もう無理やわ」って、声にもならん声が出たとき、

たまたまオカンからLINE来たんよ。

「元気か?」

たったそれだけ。でも、今の今まで誰にも聞かれてへん言葉やった。

泣きながら「しんどい」って返したら、数秒で既読ついて、

すぐ電話かかってきた。

オカン、開口一番こう言うてきた。

「泣くくらいなら、バナナでも食っとき。カリウムでストレス減るらしいわ」

は?って思ったけど、力抜けて泣きながら笑てもうてん。

続けてこう言うてくれた。

「正論で飯は食えへんのや。今は屁理屈でええ。」

「『しんどいときはカップ麺が最高のごちそう』でええんやで」

「生きる力は、アホらしいと思える言葉から湧くときもある」

その夜、冷めたカップ麺すすりながら、また笑い泣きしてもたわ。

誰にも理解されへん思てた自分を、オカンは、たった数行の言葉でまるごと受け止めてくれた。

あの時、救ってくれたのは“励まし”やなくて、“笑える屁理屈やった。

頑張るのはええ。でも「楽しむ余白」も、忘れんといてな

真面目な人ほど、自分の心に厳しすぎるんよな。

でもな、人生ってな、意外とサボったもん勝ちやったりすんねん。

今日もがんばらな…と思った夜は、まずこれ、試してみて。

  • 今日はよう頑張った」と口に出して言う
  • 寝る前に、おもろかったこと一個思い出す(なければ妄想でええ)
  • 自分にお菓子プレゼント。300円以下で買える幸せ、意外と侮れん
  • オカンやったらどう言うやろ?」って想像して、ニヤッとする

完璧なんて、求めんでええ。

心に“笑えるスキマ”ひとつでも作れたら、それで充分ようやってる証拠や。

オカンの金言は、生きる知恵の宝庫や

明日も頑張らなあかん」って、プレッシャーかけるくらいなら、

明日はちょっと、屁理屈こいて笑おか」くらいでええ。

ウチのオカンは、正論より愛嬌で生き抜いてきた人やった。

昭和のちゃぶ台の向こうから、ようこう言うてた。

「正論で飯は食えへん。屁理屈で心守って、愛嬌で生きていくんやで」

今、頑張りすぎてるあんたに、伝えたい。

あんたはひとりちゃうで。

しんどいって思う日もあってええ。

それでも明日を迎えられるなら、それが“頑張ってる証”やからな

【免責事項】

※本記事は筆者の個人的な経験・思い出を元に書かれています。医学的・心理的なアドバイスを目的としたものではありません。心身の不調を感じた際は、専門の医療機関等へのご相談をおすすめいたします。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました