その「感謝」は、ほんまに心から湧いてる?
「明日も頑張らなあかん」って、あんた思ってるやろ。
ほんで、しんどい時でも「感謝の気持ちを持ちなさい」
自分も、そないなったことあるねん。
人に頼られ、職場ではええ顔して、家でもちゃんとせな…気ぃ抜ける時間がどこにもあらへん。
そんな時、「感謝しなさい」って言われても、「それ、もう拷問ちゃうか?」って心の声が出そうになるやん。
けどな、救いの言葉があったんや。
それがオカンの金言やった。
「しんどい時に“感謝しなさい”って、それ拷問やで」―ーオカンの金言に救われた話
オカンはな、こう言うてたんや。
「感謝は後回しでええ。不満は、まずぶちまけとき」
「えっ、それでええの?」って最初はびっくりしたけど、これが自分の心を救ってくれたんや。
「感謝せなあかん」って、自分を追い込んでへん?
もちろん、感謝の心は大事や。
けどな、それが「しんどくても感謝しとかな人としてアカン」って、自分にムチ打つ方向に行ってもうたら、それは逆効果や。
人はな、不満があるのが自然やねん。
それを「こんなことで愚痴ったらアカン」「ありがたいと思わな」
それより、「もう限界やねん!」って言うたほうがええ。
まず、不満を“出す”。ほんでスッキリしたあとに、自然と「
感謝は“義務”やない。“湧き出すもん”や。
「ありがとうって、心から言えるまで言わんでええ」|オカンの金言は人間くさい優しさやった
うちのオカンな、昔からほんまに正直で、気ぃつかうとかあんま知らん人やってん。
でもその分、心の芯に触れるようなことを、ふっと言うてくる。
ある日、仕事でしんどいってこぼしたとき、オカンは笑いながら、こんなこと言うたんよ。
「しんどい時に“ありがたい”とか、そんなん無理やろ。まずな、『あんなんイヤや!』『あいつムカつく!』って、腹の底のドロドロ出してまわな、感謝なんかできるかいな。」
最初それ聞いたとき、びっくりした。
世の中では“まず感謝を持ちなさい”って言う人ばっかりやん。
けどオカンは、真逆のことをサラッと言うた。
ほんまや。あの人、たまに仏ちゃうかって思うときある。
思い出すのは、中学の頃。
私はバスケ部で、めっちゃ厳しい先生のもとで毎日しごかれとった。
でもその先生、ただ厳しいだけちゃうねん。
理不尽で、気分で怒鳴って、機嫌悪い日は部員全員無視。
何回も「何があかんかったん?」って聞いても、「考えろ」の一言で終わり。
そんなん続いたら、そら心折れるわな。
ある日、我慢しきれんようになって、泣きながら家帰ったんよ。
玄関開けた瞬間、オカンが出てきて、自分の顔見てすぐ言うた。
「どないしたん?…先生か?」
涙で言葉にもならへんくて、ただ「もう無理」ってだけつぶやいた。
そしたらオカン、間髪入れずにこう言うてくれた。
「そら泣くわ。アホちゃうんか、その先生。あんたが悪いんちゃうわ。理不尽なやつのために泣かんでええ。」――その瞬間や、ぐちゃぐちゃになってた心が、スーッとほどけていく感じがしたんよ。
誰かに「お前は悪くない」って、ただその一言を言うてもらえるだけで、あんなに心って軽なるもんなんやって、初めて知った。
翌朝な、不思議と目覚めが良くて。
「でもあの先生も、ストレス溜まってるんかもな」って、ふと考えた自分がおってん。
あんなにムカついてたのに、不思議やろ?
ほんで改めて思ったんよ。
“感謝には順番がある”って。
無理に「ありがとう」って言おうとせんでええ。
まずは、自分の心の中のモヤモヤをぜんぶ出す。
怒ってええ。泣いてええ。わめいてええ。
そしたら、自然と心にちょっと余白ができて、そのとき初めて「ありがとう」って気持ちが出てくるんや。
オカンは昔から言うとった。
「感謝は“義務”やなくて、“あふれるもん”やで」って。
あれ以来、「ありがとう」を無理して言わんようになった。
そのかわり、本気でそう思えたときには、めいいっぱい心から伝えるようになった
“ありがとう”は、無理に言わんでええ。まず“しんどい”を声に出そ
ほんなら、あんたも今日からできること、いっこだけでええ。
・声に出して文句を言う(できへん時はノートに書く)
・「ほんまムカつくわ!」って言うてええ
・「しんどい」って言える相手を一人持つ
「ありがとう」はそのあとでええ。
“順番”を守れば、心もちゃんと追いついてくる。
そして何より、自分にこう言うてやってな。
**「ようやってるやん、私」**って。
オカンの金言は「感謝は後から、まず不満ぶちまけろ」
しんどい時に感謝しなさい、って、そら理想やけどな。
現実は、そんなキレイごとだけでは済まへん。
オカンの金言は、「心に正直に生きる方法」そのものやった。
「まずは不満ぶちまけたらええ。
せやから、今しんどいあんたにも言いたい。
「感謝より先に、不満でええねん。それが人間や」
あんたはひとりちゃうで。
オカンの金言は、いつもどこかで、あんたを支えてくれるから。
【免責事項】
※本記事は、筆者の体験と感情に基づいて構成されたものであり、
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