前向きになれへん時に思い出して|オカンの教え「出来事より感じ方やで」

心がラクになる習慣

あんた、昔の”失敗”とか”後悔”、まだ心の奥で引きずってへん?
ほんまはもう終わった出来事やのに、今でもふっと思い出して胸がチクって痛むときあるやろ。
でもな、オカンは言うてた。
その出来事があんたを決めるんちゃうで。どう感じて、どう受け止めて、どう明日に向かうか。それで人生は変わるんや」って。
それがこの記事の核心や。
人間、起きたことそのもんより、自分が心の中で作る「物語」でしんどなってもうてまうんや。
失敗したアホな自分」「もうあかん、人生終わった」みたいに、自分をボロカスに責め続けるんがアカンねん。
オカンの一言で救われたからこそ、今日はあんたにこの話、ガッツリ届けたいんや。

人は出来事ではなく「感じ方」で自分の価値を決めている

なんで出来事そのものより「感じ方」のほうが人生を左右するんかって言うたら、それはな、人って頭の中で自分の価値を勝手に決めつけるクセがあるんや。

同じミスしても、「終わった…俺アカン」って膝から崩れる奴もおれば、「悔しいけど、ここからや」って跳ね返す奴もおる。

違うんは出来事やなくて、心の向け方やねん。

せやけど落ち込んでるときほど、この視点を持たれへん。そやからそんな時に必要なんが、外からピシッと言うてくれる存在、つまりオカンやな。

せやけど、もしオカンの声がそばに聞こえへんなら、 そんな時に読み返してほしいのが、【自分を責めない生き方|オカンのやさしい言葉と心が軽くなる秘訣】や。

自分を責める気持ちが、きっと少しずつほどけていくはずやで。

俺の「ちっちゃなミスで人生終わった気分になった」話

20年前の冬、仕事で書類の数字1個のポカミス。どうでもええレベルやのに、上司の軽い注意で頭ん中が大混乱。「信用ガタ落ち」会社クビ」「俺の人生アカン」って、膝から崩れ落ちて動かれへん状態やった。

家帰っても風呂でため息連発、頭ん中でミスがエンドレスリピート。恥ずかしいやら情けないやらでもう全部嫌になってた。

そんな俺を見たオカンは、風呂あがったオレにいきなり言い放ったんや。
……何ぼ落ち込んどんねん、今日のミスがあんた決めるわけないやろ」って。
声でかいし語尾強いし、こっちは心ズタボロやのに、さらに踏まれた気分やった。

でも続けてこう言うてきた。
あのな、落ち込むのはええ。でもな、出来事にあんたの価値を渡すんやないで。感じ方はあんたのもんなんやから、自分で持ち直しぃ
その言葉が胸に刺さりすぎて、逆に黙ってしもた。

オカンにも“しんどい過去”があった

オカンはそのあと、ぽつりと昔の話を始めたんや。
ウチかてな、昔仕事で大失敗したことあるんよ。書類を思いっきり間違えて、上司に怒鳴られて、家帰っても眠られへんくらい泣いたんや

想像もつかんかった。あのオカンがそんなことで泣くやなんて。
でも続く言葉がもっと意外やった。

せやけど思ったんよ。このミスでウチの人生の価値決まるんやったら、ウチの人生安すぎるわって。 ほんならちょっと気持ち軽なってな、そこからは“次どうしたろか”しか考えんようになってたわ

その瞬間、気づいたんや。オカンはオレを責めてへんて。
感じ方を変えな動けへん”ってことを、自分の痛みごと渡して教えてくれとったんや。

その夜、俺の胸の中で、あれだけ膨れ上がってた“自分責めの物語”がちょっとずつやけど消えていったんや。

昨日の自分を責めんでええ、主役はいつだって今日のあんたや

過去の失敗や後悔があんたの価値を決めるんちゃう。
あんたの価値は、過去の出来事をどう感じて、どう自分の物語に変えていくかで決まるんや。

ずっと抱えとった後悔はただの重りやない、“まだ変われるサイン”や。
もう自分を責めるんはやめや。昨日のあんたやなく、今日のあんたが主人公なんやで。

しゃあない過去にくよくよしてる暇はないで。腹くくって、胸張って、ここから全部ひっくり返していこや。

同じように失敗して落ち込んだ話は、【失敗しても人生は続く|オカンの『飯はうまい』名言と自己肯定感の話】でも書いてるで。

あの時もオカンの言葉が、心にそっと灯りをつけてくれたんや。

過去を力に変える、心を整える5つの“感じ方のコツ”

人生で失敗したり、後悔に押しつぶされそうになること、誰にでもあるやろ。
でも、そのまま胸にしまい込んで、自分を責め続けるんはあかん。過去は変えられへんけど、あんたがその出来事をどう感じ、どう語るかで、人生の向きはガラッと変わるんや。ほんまやで。

だから今回は、ただの“心の休ませ方”やなく、実際に行動を動かす力になる「感じ方の整え方」をまとめたで。

読んだ瞬間から、気持ちが少し軽くなって、前に進む勇気が湧いてくるような、そんなヒントばっかりや。さあ、あんたも自分の心に向き合って、ここから一歩踏み出す準備をしてみんか。

“次の一歩”を1cmだけ決める

落ち込んでるときに「明日から頑張る!」とか「全部やり直す!とかって、そら無理な話やで。
そんな大ジャンプ、誰もできへん。ほんで自分責めが悪化する。

そんなときに必要なのは、1cmだけ動くアイデアを決めることや。

例えば、明日、会社に行く前に机を片付ける10分だけ文章を書く1つだけ返信するこれくらいでええ。

1cm進んだら、人は次の1cmを踏める。積み重なったら、いつのまにかメートル級になっとる。
行動に必要なのは勇気やなくて“小さな積み重ね”や。

落ち込んだ自分を“叱るんやなくて拾うてあげる”

オカンはよう言うてた。
あんた、自分を叱るんは得意やのに、拾うことは全然せぇへんよな。落ちとる自分、抱えて帰ったりぃ」って。

自分責めは一瞬でできる。けど“拾う”って行為は、自分の味方をしてやるってことや。

味方のいない心は、すぐ折れよる。自分の胸に手を当てて「今日は落ちてるな」って認めてあげるだけでええ。

そこで人生が変わるわけやない。けど折れそうな心に、一本だけ添え木を入れられる。
これが続くと、人はちょっとずつでも立ち直れるんや。

 他人の視線で“自分の今”を見直す

これは俺がオカンに言われて一番効いたやつ。
失敗したあんたを、オカンは見捨てへん。ほな、なんであんたが自分を見捨てるん?

あの言葉は心の奥に刺さったまま今でも抜けへん。他人なら許せることを、自分にはできへん。

これ、優しさの使いみちを間違えてるだけやった。自分のことを、オカンの目線で一回だけ見てみる。
まぁ今回はしゃあないな

それぐらいの心の柔らかさを自分に与えるんや。すると、胸の中の“詰まり”がスッとほどけていくで。

“次どうするか”を決めるより先に、“今どうしたいか”を正直に言う

あんた、落ち込んだ時にすぐ「明日から頑張る」とか言うタイプちゃう?

オカンはそれを見抜いてこう言うてきた。
あんた今、明日のことなんか考えられる状態ちゃうやろ。まず“今日どうしたいか”言いや

失敗の直後って、未来なんか見えへん。見えへんのに気合いで見ようとするからしんどくなるんや。

まずは「今日は風呂入って寝たい」でもええ。誰にも会いたくない」でもええ。今の本音”を言えたとき、人の心は底から浮力を取り戻す。

行動はそこから勝手に生まれるんで。

 “自分の物語”の主人公を取り戻す

これが一番伝えたい。
失敗したときって、心の中の物語が突然“他人の声”に乗っ取られるんよ。

上司の声、昔の誰かの声、世間の声。その声が勝手に言うてくる。
お前は価値がない」「終わった」って。

オカンは俺に何度も言うてた。
その声は他人や。あんたの物語の主人公は、最初から最後まであんたなんやで」って。

主人公が戻ってきた瞬間、また物語は動き出すんや。ページをめくる手が戻ってくる。
その先に何があるかは知らんけど、止まったままより確実にええ。

人生は何度でも立ち上がれる──“ここから”があんたの再スタートや

まだ自分の過去に縛られてる部分、あるんちゃうか。

でもな、もう十分や。今日くらい、ちょっとだけ楽になってええ。
あの出来事は終わった。せやけど、感じ方は今日ここから変えられる
これだけ胸に置いといてくれたらええ。

あんたが今抱えてる痛みは、無駄でも弱さでもない。あんたという物語がまだ終わってへん証拠”なんや。

過去の出来事はもう動かへん。でも感じ方は、今日から書き換えられる。

オカンの言葉を借りるならこうや。
その出来事があんたを決めるんちゃうで。どう感じるかで、人は何回でも立ち上がれんねん

あんたの人生、まだ続いとる。
ここからや。ほんまにここからやで。

もし、今もまだ心がしんどいっていうんやったら、【しんどい時の心の軽くし方|感謝できない時は不満をぶちまけてええ!オカンの教え】も読んでみてな。

気持ちを立て直すヒントがようさん詰まっとるで。

最後に:オカンからの手紙

世の中には、出来事に負けてしまう人もおるんや。でもあんたは違う。ちゃんと悩んで、ちゃんと向き合って、ちゃんと前を見ようとしてる。それができる子や。
忘れんとき。
出来事があんたを決めるんやない。あんたがどう感じて、どう生きるかで、あんたの人生はできていくんやで。

――オカンより

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