仕事で怒られて辞めたくなった時、オカンのご飯と優しい言葉に救われた話

オカンが肩にそっと手を添えて慰めてくれる様子 心がラクになる習慣

なんで自分ばっかり、こんなに怒られてしまうんやろ…」そんなふうに感じたこと、あんたにもあるんちゃうかな?

仕事でミスして、また怒られて。帰りの電車で窓に映る自分の顔を見て、「こんな情けない顔してたっけ?」とため息が出る夜。毎日ちゃんと頑張ってるのに、人の顔色を気にして、ミスせんように気をつけてるのに、それでもまた怒られてしまう。

もう限界や…仕事、辞めたい」そう思ってしまう夜、きっと誰にでもある。

先に、これだけは言わせてな。もし今、心も体もほんまに限界で、朝起きるのもしんどいくらいなら――辞めることも、逃げることも、ちゃんとした正しい選択や。 自分を守ることが、何より一番大事やからな。誰もあんたを責めへん。

そのうえで、「もう限界やけど、それでもなんか読んでみよかな」って少しでも思えたんなら、ちょっとだけこの話に付き合うてくれたら嬉しい。オカンの晩ご飯と、ぽつりとくれた言葉の話や。読んだあと、あんたの心がほんの少しでも軽うなったら、それでええねん。

「逃げたいけど、逃げてええんかな」って迷ってるなら、まずこっちを読んでからでもええよ。
【逃げるのは悪くない!オカン流“逃げ道作り”で人生を楽にする方法】

怒られてばっかりやけど、それでも「辞めたらアカン」と思えた日

ここからは、まだ少しだけ力が残ってるあんたへの話や。毎日仕事で怒られてばっかりで、「自分ってほんまアホなんちゃうか」って落ち込んでても、あんたはちゃんとよう頑張ってる。もし辞めるとしても、それは追いつめられて出す答えやのうて、落ち着いて選んだ答えにしてほしい。だから、今すぐ決めんでええんや。

誰にも認めてもらえへんと感じる毎日でも、あんたの踏ん張りを見てくれてる人は、きっとどこかにおる。オカンが台所からぽつりとくれた、この一言みたいに。

辞めたらアカンで。アンタの頑張り、ちゃんと見てるで

この一言があるだけで、また明日も会社に行こうと思える日がある。怒られてばっかりの毎日やけど、もうちょっとだけ頑張ってみよう、と。

「辞めたらアカン」という言葉が、なんで心に効くんやろう

人は失敗が続いたり、誰にも認めてもらえへんって感じると、自分の価値そのものまで見失いがちになる。「自分なんて、いてもいなくても一緒なんちゃうか」――そんなふうに、どんどん自分を責めてしまう。

でもな、「辞めたらアカンで」っていう言葉には、根性論を押しつける意味やのうて、「結果が出てなくても、今のあんたの頑張りにはちゃんと意味がある」っていうメッセージが込められてる。無理に続けさせるためやのうて、自分を責めすぎてるあんたに、もう一回だけ自分を信じてほしいっていう願いなんや。

誰かが「ちゃんと見てる」「ようやってる」って認めてくれること。それは、しんどいときほど、どんな励ましよりも深く心に届く。自分の努力や存在そのものを肯定してくれる、何よりあたたかい贈り物やと思う。

気をつかいすぎて、心が先にすり減ってるなら、こっちも読んでみてな。
【期待に応えすぎて心が疲れたあんたへ|自分を見失わんための心のケア法】

毎日怒鳴られ続け、自分を責めたあの絶望の日々

ここからは、オレ自身が怒られてばっかりやった頃の話をさせてな。

転職して1年目。右も左も分からんまま、がむしゃらに頑張ってたけど、何をしても裏目に出て、要領も悪くて、毎日のように先輩に怒鳴られてた。「お前、ほんまアホやなあ」――その言葉が、まるで呪いみたいに耳にこびりついて離れへん。最初は悔しかったのに、気づけば「俺、ほんまにアホなんやろな…」って、自分で自分を責めるようになってた。

仕事帰り、駅までの道を歩きながら、涙をこらえた。人に見られたくなくて、わざわざ遠回りして、暗い裏道を選んで歩いた。携帯の通知も全部無視して、誰とも話したくなかった。友達にも家族にも、弱音なんて吐けへん。「なんで自分だけ、こんなにうまくいかへんのやろ」「もう頑張る意味なんてないんちゃうか」そんな思いが、ずっと頭から離れへんかった。

やっとの思いで家にたどり着いて、玄関のドアを開けた瞬間、ふわっと漂ってきた晩ご飯の匂い。誰にも認めてもらえへん一日やったけど、家だけは自分を受け入れてくれる場所やった。その匂いが、冷えきった心にそっと灯をともしてくれた気がした。

オカンの一言が、心の底まで響いた夜

オカンは、いつも通り台所に立ってた。何も聞かず、何も言わず、ただ黙って茶碗にご飯をよそってくれる。その背中を見てると、不思議と少しだけ気持ちが落ち着いてくるんや。

なんもええことないわ」ぽつりとこぼしたその言葉に、オカンは手を止めて、優しい声でこう言うてくれた。

怒られてばっかりやけど、辞めたらアカンで。アンタが踏ん張ってる姿見ると、ウチも力出るんやで

会社では誰にも認めてもらえへん。何をしても怒られて、褒められることなんて一つもない。そう思ってたけど、オカンだけは違った。「誰にも言えへんけど、あんたようやってるって、ウチはちゃんとわかってるからな」――その一言が、心の奥深くまで沁みた。

誰にも気づいてもらえへんと思ってた自分の努力やしんどさを、オカンだけはちゃんと見てくれてた。どんなに不器用でも、頑張ってる姿を見て力をもらってる、と言うてくれた。それだけで、「ここに自分の居場所がある」って、初めて思えた気がした。

「逃げたい」って気持ちも、置いといたらええねん

もう無理や…」「もう逃げたい…」って思う日は、きっと誰にでもある。そんな自分を「弱いんちゃうか」「情けないな」って、つい責めてしまうこともあるやろう。でも、オカンはこう言うてくれた。

逃げたいって気持ちも、ちゃんと置いといたらええねん。無理に強がらんでもええんやで

逃げたい」と思う自分を否定せずに、そのまま認めてあげること。それは甘えや弱さやない。心がしんどいときは、そう思うのが当たり前やし、その気持ちを抱えたままでも、ちゃんと生きていける。無理に「頑張らなあかん」と追い詰めるより、「ほんまは逃げたいな」って素直に認めるほうが、心を守れるんやって、オカンは教えてくれた。

オカンの“最後の最後まで”の教え

オカンが昔からよう言うてた。「辞めるのは、最後の最後にしたらええ」って。それは意地を張れとか、根性で乗り切れって意味やない。「逃げる」っていう決断は、心が追いつめられてるときに下すもんやない――そう教えてくれたんや。

人間、しんどいときは視野がどんどん狭くなって、ほんまに大事なものまで手放してしまいそうになる。「もう全部投げ出したい」って思う夜は、誰にだってある。でも、そんなときこそオカンはこう言うんや。

まずは一回、横になって寝ぇ。寝て、食うて、ちょっと笑えたら、また考えたらええんや

頑張るって、毎日全力で走ることやない。「今日もなんとか会社に行けた」――それだけでも、十分によう頑張ってる証拠なんや。踏ん張れるだけ踏ん張って、それでもあかんと思ったときに、落ち着いて“辞める”を選んだらええ。その言葉には、「あんたの人生は、まだこれからや。焦らんでええ」っていう、オカンなりの深い愛情が詰まってた。

しんどさが感謝に変えられへんほど溜まってるときは、こっちもどうぞ。
【しんどい時の心の軽くし方|感謝できない時は不満をぶちまけてええ!オカンの教え】

怒られてばっかりでも、あんたはちゃんと生きてる

最後に、どうしてもこれだけは伝えさせてな。

毎日、仕事で怒られてばっかりの日が続いたり、「もう辞めたい…」って思うくらいしんどくなることもあるやろ。そんなときでも、あんたはちゃんとよう頑張ってる。自分で自分を責めんといてな。

ほんまに限界やと思ったら、無理せず辞めてええし、逃げてもええ。それは、なんべん言うても悪いことやない。けどな、もしあともうちょっとだけ踏ん張れそうやったら、心の中で“オカンの声”を思い出してみてほしい。「辞めたらアカンで」――それは我慢しろっていう意味やない。「まだ諦めるには早いで。あんたの頑張り、ちゃんと見てるで」っていう、愛のこもったメッセージなんや。

しんどい時こそ、オカンのご飯みたいな、あったかくて優しいものが心の支えになる。ここまで読んでくれて、ほんまにありがとう。あんたの毎日が、少しでもあったかくなりますように。

もし、ひとりで抱えきれへんほど気持ちがしんどいときは、無理せず専門の窓口を頼ってな。話を聞いてくれる場所が、ちゃんとある。

・厚生労働省 こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト):https://kokoro.mhlw.go.jp/
・厚生労働省 まもろうよ こころ(相談窓口の案内):https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/


辞めるのは最後の最後でええんやで。追いつめられた時は大事なもんまで見失うから、焦らんと、ゆっくり考えたらええ。

――オカンより

※この記事は筆者の経験および創作を交えたエッセイであり、医学的・心理的なアドバイスを目的としたものではありません。深いストレスや悩みが続く場合は、専門機関へのご相談をおすすめします。

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